16日の日経平均株価は、昼時間から相場は下げ基調、その後は売りが拡大したが、1万7千円を挟んでもみ合い、結局、前日比142円62銭安の1万6974円45銭と続落。終値での1万7000円割れは11日(1万6938円87銭)以来3日ぶり。東証1部の出来高は18億6149万株と昨年12月30日の大納会(14億9001万株)以来の低水準で、売買代金は1兆9118億円と今年初の2兆円割れ。騰落銘柄数は値上がり486銘柄、値下がり1340銘柄、変わらず118銘柄。市場は、日足一目均衡の『雲』が下がり、それに沿って上値が抑えられているが、25日線が上向き出しており、短期的な戻りの形は崩れていない。FOMCは利上げを見送り、その後のイエレンFRB(米連邦準備制度理事会)議長会見では悲観的な発言はないとみられるが、仮に結果が出た後に多少フレたとしても方向性を決定づけるものにはならないだろうと楽観的なようだ。


16日の東京外国為替市場のドル円相場は、水準を上げてもみ合った後、終盤に調整の買いが入って一段高となった。午後5時現在は、1ドル=113円66~67銭と前日比61銭のドル高・円安だった。始まりは、113円10~20銭前後で取引された。日経平均株価が軟調に始まったことから一時113円を割ったが、仲値直後に113円50銭台を回復した。米コロンビア大学のスティグリッツ教授が、現時点で消費税を引き上げる時期ではないと述べ、黒田日銀総裁がマイナス金利について、理論的な(引き下げ)余地は相当あると国会で答弁したことなどが下値を支えた。午後にかけては113円30~50銭前後の狭いレンジで推移した。終盤は、日本時間未明のFOMC結果発表を控え、市場の一部に『タカ派的な声明が出るかもしれない』との思惑が出てドル円の下値を支えたようで、一時113円70銭台を付けた。一方では、声明文はハト派となるとみられ、FOMC通過後のドルは頭打ちとなるだろうと言う見方もあるようだ。


今日値を上げているのは三菱重工の0.69%、大きく下げたのは、三菱UFJで、3.60%、IHI、2.59%、ホンダ、2.10%など、・・。トヨタ、コマツ、パナソニックはいずれも1%以下の小さな下げで引けている。この先の株価は予想できないなあ。当面は1万7千円を挟んで小動きか。何か悪材料があればドカッと下げるかもしれないが、ドカッと上げそうな気配はない。


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