15日の日経平均株価は、日銀の金融政策決定会合の結果発表を前に、前日終値を挟んでもみ合ったが、日銀が金融政策の現状維持を決定したことを受けて、利益確定売りに再びマイナス圏に沈み、さらに先物にも売りが出て、前日比116円68銭安の1万7117円07銭と反落した。東証1部の出来高は20億9325万株。売買代金は2兆1123億円。騰落銘柄数は値上がり843銘柄、値下がり947銘柄、変わらず152銘柄。市場は、日銀の金融政策決定会合に対しては、大きな期待がなかったため失望もなかったが、直近の上昇を受けた利益確定売りのきっかけとなった。先物に仕掛け的な売りが出たようだ。明日もFOMC(米連邦公開市場委員会)の結果待ちに小動きとなりそう。利上げは見送りと予想されているが、結果を見極めたいとして積極的な動きは控えられるだろうと言う。
15日の東京外国為替市場のドル円相場は、金融政策の現状維持を決めた日銀決定会合後は売りが優勢となり、終盤は一段安となった。午後5時現在は、1ドル=113円05~05銭と前日比71銭のドル安・円高だった。始まりは、113円80銭を挟んで推移。その後は113円60~70銭前後でのもみ合いが続き、日銀の政策発表前後に上下に振れる荒い値動きとなった。市場関係者は、発表時間がややずれ込んだことで思惑的な買いが見られたようだと言う。その後、日経平均の下げ幅拡大を背景に113円20銭台に軟化。午後3時ごろはやや買い戻しが入り、113円40銭台に浮上した。終盤は原油価格の軟調などを眺めて一段安となり、113円00銭付近に沈んだ。午後に水準を下げたのは、一部に日銀への緩和期待があったためで、現状維持で失望売りが多少出た面もあるが、総じて調整の域を出ないと問題視はしていないようだ。注目された黒田総裁の会見は、歯切れが良くなく、力強さを欠いた印象と言い、ドル買いの材料にはならなかったようだ。
今日、がっちり下げたのはIHIとトヨタか。2%前後下げている。その次が三菱UFJで1.5%ほど、パナソニックが、1.37%、残りは、みんな1%以下の下げで止まっている。三菱重工は大型客船2隻のうち、1隻を引き渡したと言うが、火災や設計変更で1年遅れの引渡し、1900億ほども特別損失が出たとか。困ったものだ。
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