国連女子差別撤廃委員会が日本に関してまとめた最終見解案に皇位継承権が男系男子の皇族だけにあるのは女性への差別だとして、皇室典範の改正を求める勧告を盛り込んでいたことが8日、分かった。日本側は駐ジュネーブ代表部を通じて強く抗議し、削除を要請。7日に発表された最終見解からは皇室典範に関する記述は消えていた。
日本側に提示された最終見解案は「委員会は既存の差別的な規定に関するこれまでの勧告に対応がされていないことを遺憾に思う」と前置きし、「特に懸念を有している」として「皇室典範に男系男子の皇族のみに皇位継承権が継承されるとの規定を有している」と挙げた。その上で、母方の系統に天皇を持つ女系の女子にも「皇位継承が可能となるよう皇室典範を改正すべきだ」と勧告していた。
日本側は4日にジュネーブ代表部公使が女子差別撤廃委副委員長と会い、皇位継承制度の歴史的背景などを説明して「女子差別を目的とするものではない」と反論し削除を求めた。副委員長は内容に関する変更はできないが、日本側の申し入れを担当する委員と共有するなどと応じたという。7日の最終見解で皇室典範に関する記述が削除されたことについて、委員会側から日本政府への事前連絡はなかった。
皇室典範に関しては、2月16日の対日審査だけでなく、日本政府が昨年9月に提出した報告でも触れていない。過去の最終見解でも言及されたことはない。外務省によると、2003年7月の対日審査で、皇太子ご夫妻の長女、愛子さまが女性天皇になる道を開くために「皇室典範の改正を検討したことがあったか」との質問が出たことがあっただけだという。
ジュネーブ代表部は4日、慰安婦問題についても「日本政府の説明を全く踏まえていない内容で極めて遺憾で受け入れられない」との申し入れを行った。
おのれ、国連、恐れ多くも、ついに金枝玉葉の御身にまで口を出すか。個人的には女帝があっても良いと思うが、遺伝子の問題で女性の場合は血統を半分しか受け継げないとか。しかし、この国で皇室、特に天皇皇后両陛下は特別の存在なんだと思う。東日本大震災で避難所を事務的に視察したバ菅総理には、「なんだ、もう行くのか」と極めて的を得たことを言った被災者がいたが、両陛下にそんなことを言ったものは皆無で、また、両陛下も被災者の前に跪いて同じ目線でていねいに慰労されていた。この国では皇室については永遠に大日本帝国でこれだけ国民の支持され受け入れられているものに部外が口を挟むべきではない。何しろ2,700年もこの国の頂点に君臨してきたのだから。
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