4日の日経平均株価は、午後に円安傾向になると先物に買いが入り、つられて買いが入り、日経平均も上昇、マイナス圏に入ることもあったが、何とか持ち直して、前日比54円62銭高の1万7014円78銭と4日続伸。終値での1万7000円回復は2月8日(1万7004円30銭)以来ほぼ1カ月ぶり。東証1部の出来高は26億5272万株、売買代金は2兆4902億円。騰落銘柄数は値上がり1422銘柄、値下がり435銘柄、変わらず86銘柄。市場は、週末でイベント控えとなれば、上を買うのはしんどいところが、今週は長期資金が入り、現物の指し値注文も売りが少なく買い超の日が多く、売りは一巡した感じだ。ただ、1万7千円台前半の累積出来高は多く、このゾーンの売り物を吸収できるかどうかがポイントになるとまだ先は読めないようだ。


4日の東京外国為替市場のドル円相場は、株価の堅調を眺めて買われ、終盤には一時113円90銭台に浮上した。午後5時現在は、1ドル=113円87~91銭と前日比26銭のドル安・円高だった。始まりは、113円70銭前後で取引された。マイナス圏で寄り付いた日経平均株価が軟調に推移したことから上値は重かった。午前11時前後には黒田日銀総裁が国会答弁で、現時点でマイナス金利をさらに下げることは考えていないと発言したことが圧迫要因となり、一時113円20銭台に下落。ただ、下値では買い戻しが入り、昼すぎに朝方の水準を回復した。午後、株価が持ち直すとドル円も一段高となり、一時113円90銭台に浮上した。株高に加え、米雇用統計への改善期待や人民元高もドル円の下値を支えたようで、リスクオフムードが和らいできたとみられる。ただし、114円台に買い上がる材料はなく、今夜発表の雇用統計までは動きにくいだろうと言う。


今日もっとも上げたのは三菱重工で2.5%、三菱東京UFJは1.6%、トヨタとIHIは0.8%、ホンダが0.4%、パナソニックはただ一つだけー0.5%と値を下げている。久々に1万7千円台をつけた日経平均だが、まだまだ波乱は多いだろう。


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