民主党の蓮舫代表代行は2日の参院予算委員会で、安倍晋三首相が掲げる「1億総活躍社会」の一環である子供の貧困対策をめぐる予算に無駄があるとして「仕分け」した。民主党政権時代、予算の無駄を鋭く切り捨てた「仕分けの女王」の面目躍如か。

 
仕分け対象に取り上げられたのは、政府が昨年10月に創設した「子供の未来応援基金」。民間に子供の貧困対策費の寄付を呼びかける仕組みだが、集まった総額は1949万円(2月末時点)にとどまっている。

 
蓮舫氏は、基金を含む政府の「子供の未来応援国民運動」の広報宣伝費として約2億円の国費が支出されていることをやり玉に挙げ、「この2億円を応援基金に入れればよかったじゃないか」と追及した。

 
続けて、蓮舫氏は入閣以前に行政の無駄を厳しく点検してきた河野太郎行革担当相に「このお金の使い方は適切か」と水を向けた。河野氏は「調べないで答えるのは差し控える」とかわしたが、蓮舫氏は「閣外にいたときの大臣が懐かしく思える。残念だ」と述べた。

 
蓮舫氏はまた、第2次安倍政権発足以降、政府が10以上の基金を新設し、計約5800億円の国費を投入し、その多くが使われずに国庫に戻されたことを指摘した。「(基金に)こんなに『出して入れて、出して入れて』ではなく、子供の貧困対策のために予算を確保する努力をなぜしないのか」と述べ、対策費の財源を寄付に頼るべきではないと訴えた。


事業仕分けは単なるパフォーマンスのようなもので高いところから官僚を呼んで叱り付けるのを国民に公開して政権が変わって仕事をしているところを印象付けようとしただけ。しかも仕分けの仕方がめちゃくちゃで結局は何もならなかった。もっともそれは仕分けどうこうよりも民主党自体がずっこけたせいもあるが、・・。それにしてもこの日本で子供の貧困率が6人に1人などと言うのはにわかには信じられない話だが、一人親、特に女性の一人親の家庭に多いと言うのであれば、それも頷ける。政府も支援はすべきだろうが、お上も打ち出の小槌を持っているわけではない。人間は単為生殖で子供を作るわけではないのだからもう一方の親である男もしっかりと面倒見ろよと言いたい。負うべき責任を果たせと、・・。


日本ブログ村へ(↓)