1日の日経平均株価は、円高や中国市場の低調でマイナス圏で推移したが、午後にはやや円安傾向になったことや中国市場が切り返したことなどを好感して買いが入り、前日比58円75銭高の1万6085円51銭と反発。東証1部の出来高は22億2463万株。売買代金は2兆1481億円。騰落銘柄数は値上がり980銘柄、値下がり838銘柄、変わらず124銘柄。市場は、買い上がる材料もないが、下値でも追加金融緩和への意識もあって拾う動きが入る。きっかけ待ちの状態にあり、目先は売り買いともに動きづらい展開が続きそうだと先が読み辛いようだ。
1日の東京外国為替市場のドル円相場は、終盤も日経平均株価の持ち直しなどを受けて買い優勢となり、強含んだ。午後5時現在、1ドル=112円95~95銭と前日比では04銭のドル安・円高だった。始まりは、調整的な売りに112円10銭台に急落。その後は買い戻されたが、軟調な日経平均や弱い内容の中国PMIなどに圧迫され、午前中は112円50銭前後で上値が重かった。しかし午後に入ると日経平均がプラス圏に浮上するのを眺めてドル円もじり高となり、終盤には、中国株やNY原油先物が上昇基調に転じたことなどが欧州勢の買いを呼び、一段高となった。日本と中国の株価持ち直しで、一旦リスク回避姿勢が後退したようだ。米国時間発表のISM米製造業景況指数が強ければ、さらに水準を上げる可能性があるとの見方も出ていた。
今日上げたのはホンダ、パナソニック、IHIだが、上げ幅は小さい。下げたのはトヨタ、三菱重工、コマツ、三菱UFJだが、三菱重工は3%以上と大きく下げている。コマツも2%近い下げ、三菱UFJは小幅、トヨタはかすかに下げた。三菱重工はJPモルガン証券が投資判断を「オーバーウェイト」から「ニュートラル」に格下げしており、マイナス材料視される格好になったのが原因のようだ。そんなに悪いかねえ。
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