26日の日経平均株価は、前場の買い先行から売り先行へと転換したが、何とか持ち直し、もみ合ったが、終盤円の下げ渋りが嫌気されたか、上げ幅を縮小して、前日比48円07銭高の1万6188円41銭と続伸。週末要因やG20財務相・中央銀行総裁会議の結果を見たいと言う様子見もあったようだ。東証1部の出来高は21億6312万株、売買代金は2兆1117億円。騰落銘柄数は値上がり1002銘柄、値下がり830銘柄、変わらず109銘柄。市場は、朝方の2段上げは行き過ぎであり、まだボラティリティ(変動率)は高い。G20でトレンドが出るような内容になるとは思えないが、為替がどう反応するかが注目されると期待半分のようだ。
26日の東京外国為替市場のドル円相場は、全般にさえない動きとなっていたが、終盤は上海株が切り返したことなどから小幅に水準を切り上げた。午後5時現在は1ドル=112円87~88銭と前日比71銭のドル高・円安だった。前日の海外市場でのドル買い・円売りの流れを引き継ぎ、午前9時すぎには113円20銭台まで上昇した。その後は、月末に伴う輸出企業のドル売りなどに押されて伸び悩み、午後は上海株が一時マイナス圏に沈んだことなどもあって、112円台半ばまで水準を切り下げた。しかし、その上海株が引けにかけて持ち直したことなどから、ドル円も買い直された。市場は、G20を見極めたいとの思いもあるようで上値は重かったと言う。原油相場には底入れ感も出ているが、中国不安が消えず、米金利も上昇する様子が見えず、ドル円の重しとなっている。一方、G20を通過すれば動きにくさは減る上、来週は米国での指標の発表も多いため、来週初は動きが出るかもしれないと期待する向きもあるようだ。
今日のトヨタは小幅な下落、どうもこのところあまりさえない。ホンダ、三菱重工、三菱UFJ、コマツは小幅な上昇、パナソニックはやや大きく値を上げ、IHIは3%以上も上げている。しかし、どこも落ちまくっているので小幅では話にならないが、それでも下落よりは良いだろう。当分はこんなもので環境次第ではまた大きく下げることがあるだろう。
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