オーストラリア政府は25日、国防白書を発表し、次期潜水艦を12隻調達する方針を表明した。白書は「台頭する中国は地域でさらなる影響力拡大を模索するだろう」と指摘。南シナ海で軍事拠点の構築を進める中国を見据え、20年間にわたり海軍を含めた防衛装備品の増強を進め、軍事費や人員も拡張する。

 
潜水艦12隻は建造費だけで500億豪ドル(約4兆円)超を見込む。建造をめぐっては、日本、ドイツ、フランスが受注を競っており、豪政府は今年中に共同開発相手を選ぶ方針だ。

 
豪海軍は、現在運用している6隻のコリンズ級潜水艦の老朽化に伴い、2030年代初めにも新型潜水艦へ切り替える計画。これまで隻数は8~12隻の幅で検討してきたが、白書により12隻の調達が明示された。

 
その他の装備品では、哨戒機の増強や無人飛行機(ドローン)の導入なども示された。また軍の人員を現行計画より増員し、1993年以来の規模となる6万2400人とする。

 
白書はまた、国防費を2021年までに、国内総生産(GDP)の2%に増額する方針も明記。今後10年間で1950億豪ドルを支出する計画だ。国防強化を掲げたアボット前首相の公約が維持された。

 
ロイター通信によると、ターンブル首相は「米国はこの地域で向こう20年間は突出した力を持ち続ける」として、同盟国の米国と協調した安全保障体制を構築していく姿勢を示した。また、ペイン国防相は「中国は防衛政策の透明性を高める必要がある」と警戒を示し、南シナ海での現状変更に自制を求めている。

 
白書は前アボット政権下でほぼ完成していたとされるが、昨年9月に誕生したターンブル政権が見直しを進め、公表が遅れていた。


見ろ、中国様、オーストラリアが軍拡に走るのはすべてお前んとこのせいだろう。日本がどうのこうのと言うが、アジア諸国の日本に対するイメージはどこも好印象でそれに引き換え、中国には敵対心や嫌悪感を持っている。覇権主義を成金経済力で押し進めないで少しは周辺関係国と協調したらどうだ。強引に海を埋め立てて島を作ってオレの領土だと恫喝したり、いい加減な鉄道計画を金でつるようなことは止めて、・・。もっとも世界最新鋭最強の通常動力潜水艦をオーストラリアが12隻も保有するのは中国にとって何とかしたいほど嫌なことかも知れないが、・・。


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