17日の日経平均株価は、前場もみ合った株価は円高傾向や先物への売りや中国の南沙諸島へのミサイル配備など地政学的な影響もあって後半は売り先行となり、最後は切り返したが及ばす、前日比218円07銭安の1万5836円36銭と3日ぶりに大幅反落。東証1部の出来高は28億4008万株、売買代金は3兆1136億円。騰落銘柄数は値上がり729銘柄、値下がり1087銘柄、変わらず120銘柄。市場は、円高が売り材料。直近1万6千円で上値が重いイメージとなり、売りが出やすい。なお値動きの荒い動きが続くとみれるが、それも徐々に落ち着き、日柄調整に移行していくのではないかと希望も見せているようだ。


17日の東京外国為替市場のドル円相場は、日経平均株価の下落などを眺めて売り優勢となり、終盤には欧州勢の調整売りも出て一段安となった。午後5時現在は、1ドル=113円46~47銭と前日比1円03銭の大幅ドル安・円高だった。始まりは、114円10銭前後で取引された。日経平均の切り返しを受けて仲値前後は114円40銭前後に強含んだが、その後は中国人民銀の元安設定や日経平均の軟調で113円台後半に沈んだ。正午前にやや水準を上げた後、午後はじり安となり、113円60銭前後に沈んだ。株価が大引けに向けて下げ幅を縮めると、一時113円90銭台に浮上したが、戻りは限定的だった。終盤、欧州勢が参入すると調整の売りが出て、一時113円30銭台にまで軟化した。前日、サウジアラビアなどの主要産油4カ国が増産凍結で合意したが、市場には減産合意への期待があったため失望が広がったこともドル円の上値を重くした。115円台は遠い相場となっている。ドル買いの材料を待っている状況で手詰まりのようだ。また、まずは原油価格と株価の安定がドル円の安定につながるだろうと言う見方もあるようだ。


原油増産凍結で株価が上がるかと思ったらそうもいかないようだ。今日はトヨタがいけない。3%以上も値を下げている。ドル安が効いたのだろうか。三菱UFJ、コマツ、パナソニックはやや大きく、三菱重工も小幅ながら値を落としている。ホンダとIHIがかすかに値を上げているが、これまでの下げ幅が大きいので焼け石に水と言うところか。当分は1万6千円を挟んだ攻防だろうか。大上げする可能性もあれば大下げする可能性もある。当面相場は落ち着かないだろう。


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