16日の日経平均株価は、昨日の大幅反発の反動で売り先行で始まったが、欧州株高やドル高で買いが優勢となり、さらに上海株式の上昇で一時は300円を超えるプラスとなったが、終盤、円が盛り返したことなどで売り優勢となり、結果は前日比31円85銭高の1万6054円43銭と続伸した。東証1部の出来高は31億5864万株。売買代金は2兆8848億円。騰落銘柄数は値上がり965銘柄、値下がり873銘柄、変わらず99銘柄。市場は、過度な悲観は後退したようだが、外部環境の不透明感が払しょくできない。1000円高の後であり、目先は戻りを試すにしても、外部環境を確認しながらで、一気に買い上がるというわけにはいかないと上げ調子にもやや勢いがないようだ。


16日の東京外国為替市場のドル円相場は、株価上昇に伴う買い一巡後は売りが出て、終盤は114円台半ばで伸び悩んだ。午後5時現在は、1ドル=114円49~50銭と前日比75銭のドル高・円安だった。始まりは、前日の海外市場で買い戻された流れを受け、114円60銭前後で取引された。午前9時ごろは日経平均株価が軟調に始まり、114円30銭前後に水準を下げたが、その後は日経平均が切り返したことからドル円も反発、昼すぎにかけて114円90銭近くまで値を上げた。その後、株価が伸び悩むと売りが出て、じり安となった。前日の欧州株高による買いの流れを引き継いだものの、115円を前に上値は重かった。全般的にリスクオンの流れだったが、よほど強い材料がないと115円台に乗せるのは難しいようだ。一方、現時点の悪材料は先週折り込んでおり、下がるところまで下がったので、ドルの底はもう見えたと思うとやや明るい見方もあるようだ。


今日のトヨタとホンダは小幅な下落、ドルが115円を切ると厳しいのだろうか。パナソニックは小幅な上げ、コマツはやや大きいが、2%弱の上げ、三菱UFJは3%以上値を上げたが、パナソニック同様、売り予想となっている。三菱重工とIHIは大幅な上昇、F35の最終組立ライン稼動で買われたらしい。いいことだ。三菱重工を買い足しておいたが、その分は大きくプラスになっている。IHIは上げたと言っても買値には程遠い。他の銘柄もそうだが、当分は成り行きを見るしかないだろう。


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