15日の日経平均株価は、ドル高や欧米株高などマイナス材料を払拭する好材料目白押しで利益確定売りも入ったが、全般に買いが優勢で前週末比1069円97銭高の1万6022円53銭と4営業日ぶりに大幅反発。上げ幅は15年9月9日(1343円43円高)以来の大きさで、終値での1万6000円台は9日(1万6085円44銭)以来3営業日ぶり。東証1部の出来高は32億8018万株、売買代金は3兆1536億円。騰落銘柄数は値上がり1874銘柄、値下がり55銘柄、変わらず8銘柄。市場は、ヘッジファンドや日経レバレッジに絡んだ買い戻しの影響が出ているが、5日線回復で次の戻りめどとして25日線が意識される。ただ、ボラティリティ(変動性)は依然として高く、ひっくり返るのも早いとみられ、注意が必要だと大幅高にも警戒感をにじませているようだ。
15日の東京外国為替市場のドル円相場は、日経平均株価の大幅高を眺めてじり高となった後、終盤はやや売られた。午後5時現在は、1ドル=113円74~74銭と前週末比1円58銭の大幅ドル高・円安だった。始まりは、113円40銭前後で取引された。午前9時に向けては買いが優勢となり、113円70銭前後に上げた。仲値前後は一旦緩んだが、株価が上昇基調をたどるとドル円も買われ、昼すぎに113円90銭台に水準を上げた。大引けに向けて日経平均がさらに上値を追ったことから、午後3時ごろには一時114円10銭付近に強含んだが、その後はやや軟化した。前週末の海外市場で原油高、株高となったため、これまでの過度なリスクオフが緩和されたようだが、市場心理は決して楽観的とは言えず、ドル円は上昇基調ではないようで、引き続き下値が警戒される。米国市場が休場のため、海外時間の値動きは限定的とみられる。
今日はトヨタ、三菱重工、コマツ、ホンダ、三菱UFJ、パナソニック、IHI、いずれも8%から10%ほども値を上げている。これまで大きく下げ過ぎたので好材料に飛び付いた形だが、まだまだ、状況は楽観的とは言えず、今後も乱高下するだろう。今日は三菱重工を買い足しておいた。370円ほどで買えたのでまあまあというところだろう。しかし、今後も相場は乱高下を繰り返すんだろうねえ。アベノミクス崩壊と言っても投資家の心理で動くものだから政策を打っても気持ち程度でしかない。結局相場は政府には自由には動かせない。その辺りが辛いところだろう。内需振興策を考えないと金を流してもみんな貯金に回って景気はよくならない。
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