12日の日経平均株価は、円の急騰や金融市場の混乱などマイナス材料山盛りで投資家はリスク回避に走り、株価は暴落、正午ごろ、総理と日銀総裁が会談したことで期待感からやや買い戻されたと言うが、前営業日比760円78銭安の1万4952円61銭と大幅に3営業日続落。終値での1万5000円台割れは14年10月21日(1万4804円28銭)以来ほぼ1年4カ月ぶりとなる。東証1部の出来高は47億416万株、売買代金は4兆1833億円。騰落銘柄数は値上がり53銘柄、値下がり1877銘柄、変わらず7銘柄。市場は、突っ込み警戒感はあるが、ここが底とは決め打ちできない。バリュエーション面で売られ過ぎで買い戻し余力もあるとは言え、外部環境悪化の大半が為替の影響によるもので、円安に反転しないと戦略的に投資は難しいとお手上げのようだ。
12日の東京外国為替市場のドル円相場は、終日荒い値動きとなり、終盤も売り買いが交錯する不安定な展開となった。午後5時現在は、1ドル=112円16~17銭と前営業日比では2円72銭の大幅ドル安・円高だった。始まりは、日経平均株価の大幅安を受けて一時111円90銭台に下落。その後は買い戻しも入り、112円台前半を軸に大きな振れ幅でもみ合ったが、正午前に黒田日銀総裁と安倍首相が会談を行うと報じられると、安倍首相が追加緩和の要望をするのではないかとの思惑が広がったようで、午後にかけて113円近辺まで強含んだ。しかしその後はじり安に転じ、欧州勢参入後に一時111円60銭台まで売られると、買い戻しに112円台を回復する乱高下を演じた。黒田総裁と安倍首相の会談に関しては、財務官も官邸に入ったことで、為替介入に絡む話がされたとの推測を呼んだようだ。
昨日、ドルが110円台をつけたと聞いて、「あ、こりゃだめだ」と思ったが、やはり今日も大きく下げて1万5千円台を割り込んだ。こういうこともあるのではないかと思っていたが、実際に株価が下がると面白くない。三菱UFJはこれまでに下げ過ぎたのか、2%台の下げだが、トヨタ、三菱重工、コマツ、パナソニックなどは6%から7%台の下げ、IHIに至っては9%を超える下げ、ホンダが5%台ともうどうしようもないくらいに下げまくっている。こうなるとどこでも買いだが、せめて三菱重工でも買い足しておくか。よくもまあ毎日売るほど株を持っている投資家がいるものだ。まあ、相場とはこういうものだろう。
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