8日の日経平均株価は、先物の弱含みで売りも入ったが、円安や先物に大口の買いが入ったことなどで値を上げて、前週末比184円71銭高の1万7004円30銭と5営業日ぶりに大幅反発した。終値での1万7000円回復は4日以来2営業日ぶり。東証1部の出来高は27億3803万株、売買代金は2兆5991億円。騰落銘柄数は値上がり1464銘柄、値下がり407銘柄、変わらず65銘柄。市場は、為替に連動した動きだが、前週大きく下げたことで売り込みにくい印象だ。EPS(日経平均ベース)の低下が懸念されるが、決算は主力どころがだいたい終わり、(好調が予想される)建設、内需セクターに移ることで、下げ止まるとみられ、その辺りも意識されているのではないかと期待をにじませる。
8日の東京外国為替市場のドル円相場は、日経平均株価の上昇を眺めて買われた後、終盤はやや売りが優勢となり伸び悩んだ。午後5時現在は、1ドル=117円31~31銭と前週末比50銭のドル高・円安だった。始まりは、116円80~90銭前後で推移した。株価が戻りを試したことから、ドル円も正午ごろに117円20銭台に浮上。一旦やや軟化した後、後場に株価が切り返したため、ドル円も117円50銭付近に水準を上げた。日中にじり高となった後を受けて、終盤は売りが優勢となった。今週は中国が休場で悪材料が出にくく、リスクオフになりにくい地合いのようだ。5日の米雇用統計については、悪くない内容で、3月利上げの可能性は残ったそうで、ドル円の下値を支えた。一方で、中国経済と原油価格への懸念が払拭されない限り、本格的なドル高基調に向かないだろうと言う。
今日のトヨタは下げ、操業停止が響いているのだろう。三菱重工、ホンダ、IHI、コマツ、パナソニックは1から2%程度の上昇、三菱UFJは変わらずだった。上げたと言ってもまだまだおぼつかないが、まあ、上げないよりはいいだろう。
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