3日の日経平均株価は、原油安や米株安で売りが先行、後半も前半の悪い地合いを引き継ぎ、売りが先行、一時、戻す雰囲気もあったが、最後まで売りに押されて、前日比559円43銭安の1万7191円25銭と大幅続落。終値での1万7200円割れは1月28日(1万7041円45銭)以来4営業ぶりの安値水準となる。東証1部の値下がり銘柄数が全体の約9割を占め、全面安の様相を呈した。東証1部の出来高は31億382万株、売買代金は3兆1396億円。騰落銘柄数は値上がり164銘柄、値下がり1735銘柄、変わらず36銘柄。市場は、日銀のマイナス金利導入は消化しきれていないが、イベントに対する買い戻しはとりあえず一巡した。再び原油が怪しくなり、円高気味の動きも気掛かりだ。目先は日経平均1万7000円大台が下値めどとして意識されるが、ボラティリティ(変動率)は依然高く、まだ不安定だと警戒感を強めている。


3日の東京外国為替市場のドル円相場は、内外株安や原油安を受けた売り一巡後、終盤は買い優勢となった。午後5時現在は、1ドル=119円97~97銭と前日比65銭のドル安・円高だった。始まりは、119円80~90銭前後で取引された。安寄りで始まった日経平均株価が下げ幅を拡大するとドル円も売りが優勢となり、119円40銭台に沈んだ。株価が下げ止まると、午後にかけて119円50~70銭前後でのもみ合いが続いた。終盤は売り一服となり、買い戻しが優勢となった。前日の欧米市場で原油安からリスクオフムードになった流れは変わらなかったようで、日銀のマイナス金利導入発表後に一時121円台前半を付けたドル円は、今週に入って上値が重い。ドル円が値を戻すには、原油価格が大幅に上昇することが必要だと言う。今後の見通しは、今夜発表のEIA週間原油在庫統計を見極める必要があると言い、引き続き原油相場の動向が注目される。


今日はトヨタ、ホンダ、三菱重工、コマツ、パナソニックなどは6%前後値を落としている。まあ、これも仕方がないが、足を引っ張るのは三菱UFJとIHIでIHIは20%も値を落としている。ジェットエンジンのオーバーホールなどで引っ張りだこと言うが、どうしたことだろう。また、金融株は金融緩和でさえないようだ。


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