1日の日経平均株価は、前場から買いが優勢で値を上げたが、後場も根強い買いに支えられて値を伸ばし、前週末比346円93銭高の1万7865円23銭と大幅続伸。終値での1万7800円台は1月6日(1万8191円32銭)以来約1カ月ぶりの高値水準となる。東証1部の出来高は35億248万株、売買代金は3兆8519億円。騰落銘柄数は値上がり1617銘柄、値下がり286銘柄、変わらず31銘柄。市場は、日銀のマイナス金利導入効果で、現物買い意欲も根強い。5日線に続く25日線超えで、短期的にテクニカル好転の兆しが出ており、まずは1万8000円が意識される。ただ、マイナス金利が逆風となる銀行の株価下落が続いており、指数ウエートの高い銀行セクターが落ち着かないと一段の上値は難しいのではないかと金融関係の下落を気にしているようだ。
1日の東京外国為替市場のドル円相場は、売り買いの材料に乏しく、1ドル=121円台前半でのもみ合いとなった。午後5時現在は、1ドル=121円21~21銭と前日)比58銭のドル高・円安だった。始まりは、121円20~30銭前後で推移した。午前9時ごろに一時121円40銭台を付けたが、仲値に向けてはやや調整売りが優勢となった。午後にかけ121円20~30銭前後で取引された後、日経平均株価が上げ幅を広げるとドル円も若干の買いが入り、小幅に上昇した。終盤はやや水準を下げてもみ合った。中国経済や原油価格下落への懸念は完全にはぬぐい去られておらず、一段と買う材料は見当たらない。しばらくはこの水準でのもみ合いとなるだろうと言う。日銀のマイナス金利導入決定後の米国時間に、米国債の利回りが低下し、期待されていたほど日米金利差は拡大しなかったようだ。さらなるドル高には米経済指標の改善が必要になるようで、今夜発表のISM製造業景況指数が注目される。
今日は日経平均が大きく値を上げたことからトヨタ、三菱重工、コマツ、ホンダ、パナソニック、IHIは1%台の後半からコマツなどは4%台まで値を上げている。足を引っ張っているのはマイナス金利のあおりを受けた三菱UHJでこちらは5%以上値を落としているが、まあ、あれだけの巨大企業だからそのうちに値を上げて来るだろう。
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