26日の日経平均株価は、1,100円も急反発したことや現地26-27日のFOMC(米連邦公開市場委員会)と28-29日の日銀の金融政策決定会合前の手控えムード、原油安、中国株安、円高など悪材料で、前日比402円01銭安の1万6708円90銭と大幅反落。前日に回復していた終値ベースでの1万7000円を再び割り込んだ。東証1部の出来高は21億5729万株。売買代金は2兆1124億円と今年最低。騰落銘柄数は値上がり148銘柄、値下がり1759銘柄、変わらず28銘柄。市場は、原油安、上海株安、円高という前週までの下落要因が再びそろい、予想以上に下げた。市場にまだ安心感はなく、外部環境が悪化すると弱気に傾いてしまう。外部環境が落ち着き、今晩の米国株が上昇すれば、明日の日経平均は1万7000円回復を意識する流れとなろう。ただ、日銀の金融政策決定会合を前にしており、そこから上を買い上がるにはやや材料が不足していると打つ手なしの状況のようだ。


26日の東京外国為替市場のドル円相場は、日本や中国の株安を眺めて下落した。午後5時現在は、1ドル=117円76~77銭と前日比80銭のドル安・円高だった。始まりは、118円30銭台で取引された。仲値前に一旦買われたものの、その後は日経平均の下落を受けて118円前後に軟化。正午ごろには118円30銭付近に浮上したが、午後は日本と中国の株価が下げ幅を広げたのを映し、再び上値が重くなり、じり安となった。終盤は下げ足を速め、117円台に下げた後は不安定な値動きとなった。前日の欧米市場で原油価格が下落し、米国をはじめ日本や中国の株安に波及したことが、ドル円の下げにつながった。一方で、ドル円が117円台でとどまっているのは日銀追加緩和への期待感があるからだという声もあるようだ。27日の東京市場も原油や株をにらんだ神経質な動きになり、ドル買いには傾きにくいだろうと為替も打つ手なしの状況のようだ。


先週末に1,100円も上げたので利益確定が出るだろうとは思ったが。今日もトヨタ、三菱重工、コマツ、三菱UFJ、ホンダ、パナソニック、IHI、どれも3%前後値を下げている。まあ、この状況では仕方がないだろう。IHIと三菱UFJがよろしくない。当面は1万7千円を巡る攻防だろうか。何か悪材料があれば大きく値を下げるだろう。


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