政府・自民党から23日、違法献金を受け取ったと報じられた甘利経済再生相を擁護する発言が相次いだ。
世耕弘成官房副長官は長野市内での講演で、2月4日にニュージーランドで行われる環太平洋経済連携協定(TPP)の署名式に、甘利氏が予定通りに出席するとの見通しを明らかにした。
世耕氏は「甘利氏は、後ろ指をさされることはないと言った。きちっと説明責任を果たしてもらえると思う。安倍首相はまったくぶれていない。『淡々と事実関係を説明した上で、仕事をやってもらう』との立場だ」と強調した。
自民党の高村正彦副総裁も、東京都内で記者団に対し、「わなを仕掛けられた感がある。そのわなの上に、周到なストーリーがつくられている」と指摘した。週刊誌で違法献金を証言した千葉県白井市の建設会社の総務担当者は「記事を裏付けるメモや録音データなどがある」とコメントしていた。高村氏は「甘利氏が説明責任を果たす。その言葉を聞いた上で判断されるべきことだ」とも語った。
まあ、ものごとを頼んでおいてその経過を録音したり、メモを残しておくなどと言うのは何か為にすることがあったのだろう。罠を仕掛けられたと言うのはそうかもしれない。しかし、国家国民のために働くべき国会議員が一個人、団体のために動き、その裏で金が動くのが当たり前と言う構図が蔓延しているのもかなりおかしい。そうしたことが当然のようにまかり通る世界と言うのはやはり異様に映るだろう。罠を仕掛けたと言うなら仕掛ける方も仕掛ける方だが、それに乗っかってこける方も愚かしいことだろう。
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