21日の日経平均株価は、午前中は自律反発、一時は300円ほども値を上げ、「どうしたの」と言いたくなるような状況だったが、買いが一段落すると一転売りが優勢となり、金融政策は従来どおりとの日銀黒田発言もあって大きく値を下げ、前日比398円93銭安の1万6017円26銭と続落し、安値引けで、後場の取引を終えた。東証1部の出来高は31億8594万株で、売買代金は3兆846億円。騰落銘柄数は値上がり60銘柄、値下がり1860銘柄、変わらず15銘柄だった。市場は、騰落レシオや25日線からのかい離率などから反発期待があるが、売り方の買い戻しが中心で、腰の入った買いは見られず、まだまだブレやすい展開が続きそうだと渋い相場に諦めのようだ。
21日の東京外国為替市場のドル円相場は、午後の日経平均株価の下落を眺めて売りが強まり、じりじりと値下がりした。午後5時現在は、1ドル=116円73~74銭と前日比04銭のドル安・円高だった。始まりは、117円前後で推移し、午前9時にかけて強含んだ。その後も日経平均の上昇を背景に買いが続き、仲値前後は117円40銭前後に水準を上げ、しばらく同水準でもみ合った。午後は日経平均や上海株が軟調に転じたことを受け、ドル円も下げ足を速めた。欧州勢が参入した後も売り優勢の流れが続いている。黒田日銀総裁が午後の国会答弁で、従来の発言を繰り返したため、追加緩和への期待がしぼんだこともドル円の下げに影響した。中国経済や原油安への懸念がくすぶっていることから、しばらく円高の地合いは続くだろう。ドル円は115円台まで下げる可能性もあるとこちらも腹をくくったようだ。
今日はパナソニックだけが踏ん張ったが、後は軒並み2%の後半から4%の前半ほども値を落として引けている。午前中は米国株が下げたにもかかわらず大きく値を上げたので、「どうしたことか」と思ったが、やはり午後は大きく売られて値を下げた。こうなると1万6千円割れも視野に入るし、1万5千円辺りまで下げるのではないかと思う。まあ、相場だから仕方がないが、さて、どこまで下げるだろうか。こうなったらもう少し下げたところで1,2銘柄買い足してやろう。
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