15日の日経平均株価は、前場は値を上げて始まったが、中国株安や円高が重石となり、先物に売りが出て下げに転じ、さらに日銀黒田総裁の追加緩和なし発言や米国先物安などもあって下げ幅を広げ、前日比93円84銭安の1万7147円11銭と続落。東証1部の出来高は24億4875万株、売買代金は2兆4905億円。騰落銘柄数は値上がり723銘柄、値下がり1115銘柄、変わらず97銘柄。市場は、中国株、為替動向など不透明で週末要因もあり、5日線に抑えられ、上値は相当重い。昨年9月安値(29日終値1万6930円84銭)に対するダブルボトムが期待されるが、これを下回るようだと1万6000円近辺への押しも懸念されると強く警戒しているようだ。
15日の東京外国為替市場のドル円相場は、続落した株価などを眺めてリスクオフの地合いとなり、下落した。午後5時現在は、1ドル=117円63~63銭と前日比46銭のドル安・円高だった。始まりは、118円10~20銭前後で推移した。午前9時以降は徐々に売られ、117円80銭に緩んでもみ合った。午後は日経平均株価がマイナス圏に沈んだ上、黒田日銀総裁が参院予算委で現時点で追加緩和の考えはないと発言すると、117円60銭台まで軟化した。その後、株価が引けにかけて下げ渋ると、やや水準を上げてもみ合った。午後3時に117円90銭台を付けた後は再び水準を下げ、欧州勢参入後には原油安などで一段と売られ、不安定な値動きとなっている。上海株が軟調だったこともドル円の上値を重くした。リスクオフムードは一過性のものではないため、しばらくドル売り・円買い基調が続くようだ。一方で、今夜発表の米小売売上高は年末商戦を見る上で注目される。強ければドル買いに傾くかもしれないと期待をつなぐような発言もある。
今日は値を伸ばすかと思ったが、昼過ぎから下げに転じ、最終的に下落で引けた。三菱UFJとIHI以外は1%以下の小幅な下落だが、環境はよろしくない。ホンダが何とか踏ん張って入るようだが、評判どおりIHIは底が抜けているかもしれない。しかし、相場と言うのはこういうこともある。上がりっぱなしの相場などどこにもないのだから様子を見よう。日経は1万6千円割れもあるかもしれない。
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