14日の日経平均株価は、米株安、ドル安などで大きく値を落とし、1万7千円を割り込むなどしたが、中国株が上げに転じて下げ幅を縮小、前日比474円68銭安の1万7240円95銭と大幅に反落して、後場の取引を終えた。東証1部の出来高は26億1万株で、売買代金は2兆8562億円。騰落銘柄数は値上がり104銘柄、値下がり1795銘柄、変わらず36銘柄だった。市場は、日経平均は一時、心理的なフシ目の1万7千円を割り込んだことで、一旦はアク抜け感が出そうだ。目先的にはリバウンドも期待されるが、地合いが悪化していることもあり、戻りは限定的にとどまりそうと期待薄のようだ。
14日の東京外国為替市場のドル円相場は、日経平均株価が下げ幅を縮小したため、買い戻しが強まった。午後5時現在は、1ドル=118円09~10銭と前日比12銭のドル安・円高だった。始まりは、117円60銭台で推移していたドル円は、午前9時に向けてはじり安となり、117円30銭台に軟化した。その後は一旦買い戻しが入り、117円40~50銭前後に水準を切り上げてもみ合った。午後に株価が一段安となった場面では、ドル円は再び117円30銭前後に下落したが、中国株が切り返すと、日本株も下げ幅を縮小した。東証の取引終了後も実需筋の買いなどでドル円は買い戻しが続き、終盤は118円台に乗せた。前日の米国時間にドル円は約1円下げており、午後にその買い戻しが入ったが、日経平均が下げ幅を縮小したことが投資家の安心感につながったようだ。一方、年初からリスクオフムードが続いていることから、米株の値動きが安定しないとドル買い基調にはならないだろうとドル高には悲観的なようだ。
今日は日経平均が大きく下げたせいでどの銘柄もいけない。トヨタ、コマツ、三菱UFJ、ホンダ、IHIは2%の半ばほど値を下げている。三菱重工は4%超、パナソニックは3%の後半ほども下げている。まあ、こういうこともあるだろう。
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