13日の日経平均株価は、このところの下げで買いのエネルギーが溜まっていたのか、前場から買いが優勢で、後場に中国市場が下げてやや足踏みしたが、最後は先物への買いに魅かれて、前日比496円67銭高の1万7715円63銭と7営業日ぶりに大幅反発。全面高となり、終値での1万7700円回復は7日(1万7767円34銭)以来3営業日ぶり。東証1部の出来高は21億3909万株、売買代金は2兆4961億円。騰落銘柄数は値上がり1833銘柄、値下がり77銘柄、変わらず25銘柄。市場は、ショートがたまっているだけに、反発も大きい。テクニカル的にボトムを示唆するものが多く、リバウンドが起こっても何ら不思議ではないが、原油動向など外部要因が晴れた訳ではなく、下落トレンドを変えるには時間を要するだろうと警戒感をにじませた。


13日の東京外国為替市場のドル円相場は、大幅高となった日経平均株価を眺めて買われたものの、上海株が下げに転じたことから終盤軟化した。午後5時現在は、1ドル=118円21~21銭と前日比83銭のドル高・円安だった。始まりは、117円60~70銭台で推移した。日経平均株価が反発して始まった上、午前11時に発表された昨年12月の中国貿易統計がまずまずの内容だったため、午前中はじり高で推移し、正午前に118円30銭台に上伸した。午後にかけて同水準でもみ合った。終盤は中国株式の上海総合指数が反落、約4カ月半ぶりに3000の大台を割り込んで終了したことを受けやや軟化した。年初からのドル安基調は反転する格好となったが、原油安や上海株安という懸念はまだ残っている。一段とドルを買う基調ではないようだ。今夜発表のEIA週間原油在庫統計を見極める必要があると言い、原油動向によっては再びドル安に傾く可能性もあるようだ。


今日は株式市場が全面高でトヨタ、三菱重工、コマツ、三菱UFJ、ホンダ、パナソニック、IHIともに2%から3%も値を上げているが、プラス転換したのは三菱UFJだけでホンダ、パナソニック、IHIはいずれも小幅なマイナスになっている。しかし、プラスもマイナスも極めて小幅なので今後が楽しみだ。まあ、いずれにしても相場は波乱状態なので今後も上下が激しいだろう。


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