8日後場の日経平均株価は、売り買いが交錯する相場で後半は買いが先行したが、上値が重く、マイナスに沈み込み、3連休や現地8日発表の15年12月米雇用統計を控え、持ち高調整売りに押され、前日比69円38銭安の1万7697円96銭。年初来5日続落は、日経平均の算出を開始した1950年9月以来初めてとなる。東証1部の出来高は25億9124万株、売買代金は3兆2017億円。騰落銘柄数は値上がり377銘柄、値下がり1466銘柄、変わらず92銘柄。市場は、買い戻しが一巡し、3連休、米雇用統計を前に一旦買いポジションを外す動きとなった。値幅、日柄ともに調整が進み、カラ売り比率も高く、ここからは売り込みにくいとみられるが、外部要因は依然不透明であり、戻しても自律反発の域を出ないだろうと諦め気味のようだ。
8日の東京外国為替市場のドル円相場は、人民元の基準値が高めに設定されたことでリスクオンの買いが強まり上昇。終盤も再び買いが強まり、一時118台半ばまで強含んだ。午後5時現在は、1ドル=118円24~25銭と前日比22銭のドル高・円安だった。始まりは、117円50銭台を軸に推移したが、この日の人民元基準値が前日比でやや高めに設定されたのを受け、118円60銭近くに急伸した。その後は戻り売りにやや上値を抑えられたものの、午後にかけては118円20~30銭台を中心にもみ合った。欧州勢参入後には再び買いが強まり、一時118円台半ばを回復する場面もあった。ただ市場は、人民元に対する過度の懸念は後退したが、今後の不透明さは残ったままと言う。今夜発表の米雇用統計については、強い数字なら利上げへの思惑が高まってドル高に振れるだろうが、市場心理が改善されないと本格的なドル買いにはつながらないとこちらも打つ手なしのようだ。
今日のトヨタは小幅な下落で7千円台を大きく割り込んでいる。まあドルがさえないとだめだろう。三菱重工は小幅な上昇で500円台を回復している。コマツも小幅な下げで2千円台を大きく割り込んで引けた。
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