6日後場の日経平均株価は、円上昇や、中東情勢、中国経済への警戒感に加え、北朝鮮の水爆実験実施など、悪材料が相次ぎリスク回避の動きが強まり、1万8千円割れ目前まで下落したが、何とか持ちこたえたことで買いが入り、前日比182円68銭安の1万8191円32銭と大幅に3日続落。終値での1万8200円割れは15年10月19日(1万8131円23銭)以来となる。東証1部の出来高は20億7618万株、売買代金は2兆4307億円。騰落銘柄数は値上がり359銘柄、値下がり1493銘柄、変わらず83銘柄。市場は、北朝鮮の核実験が下げを加速した面もあるが、やはり為替の影響が大きい。円高進行により輸出企業の業績下方修正リスクがくすぶる。ただ、騰落レシオは近くボトムアウトするとみられ、週末のSQ(特別清算指数)や米雇用統計の通過が底入れのタイミングになる可能性があるとやや期待感を見せているようだ。
6日の東京外国為替市場のドル円相場は、人民元安などでリスク回避のムードが強まり、下落した。午後5時現在は、1ドル=118円74~74銭と前日比68銭のドル安・円高だった。始まりは、119円00~05銭前後で取引されたが、中国人民元の対ドル基準値が元安に設定されたことで一気に売りが強まり、ストップロスの売りを巻き込んで午前10時すぎに118円30銭台に落ち込んだ。正午前後まで同水準でもみ合った後、午後1時すぎに118円80銭前後まで戻したが、北朝鮮の水爆実験実施報道に圧迫され、その後は上値の重い展開となった。欧州勢参入後は、118円60~70銭前後で方向感の定まらない値動きとなっている。市場は、一日を通じてリスクオフムードだった。欧米時間に雰囲気が変われば、米株の動きやADP全米雇用報告の内容を受けた動きが出てくると言う。12月の日銀短観では、2015年度下期の大企業製造業の想定為替レートが118円00銭となっているため、118円台をキープできるかどうかが大きな問題と慎重な見方もあるようだ。
トヨタは今日も大きく下げて7千円台割れが迫っているようだ。ドル安はやはり鬼門なのだろうか。三菱重工も今日は大きく下げている。こちらも500円割れが迫っているが、まだ少し余裕がある。コマツも下げだが、3社の中ではもっとも幅が小さい。
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