「箱根駅伝・復路」(3日、箱根~大手町=5区間)

 
9区から10区につなぐ鶴見中継所では、8校が繰り上げスタートとなった。神奈川大学は中継所まで9区の大野日暉(2年)が姿を見せていたが、約5秒のところでたすきをつなげなかった。


 
各中継所では先頭走者が通過してから20分が経過すると、審判主任の判断で繰り上げスタートが行われる。10区の大川一成(2年)は繰り上げスタートの号砲がなる直前まで後ろを向いて大野の到着を待っていたが、ほんのわずかな差で間に合わず。右手にたすきをにぎりしめたままの大野はチームメートに抱きかかえられた。

 
鶴見中継所での繰り上げでは神奈川大、中大、日大、城西大、東京国際大、拓大、上武大、法大の8校が繰り上げスタートととなった。城西大、東京国際大、拓大、法大は2区間連続、上武大は3区間連続での繰り上げとなった。


この場面は中継で見ていたが、こういうことは得てして結構多いものだ。あと5秒、あと1秒、交通事故もそう、お互いに長い距離を移動してきてどうしてここでぶつかるのか。どちらかがあと1秒早く通り過ぎていたら、あるいは1秒遅かったら、・・・。

5秒、9人のランナーが襷をつないできて5秒くらい何とかならなかったのかと思うが、その5秒は動かすことのできない巨大な障壁なのかもしれない。この走者がそれを学ぶことが出来れば5秒はこの後の人生にとって大きな収穫になるのかもしれない。


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