29日の日経平均株価は、米株や原油が下げたのをきっかけに値を下げたが、その後、ドルが値を上げたことから株価も上げへと反転し、上海株価が堅調なことも手伝って、前日比108円88銭高の1万8982円23銭と続伸。東証1部の出来高は15億7873万株。売買代金は1兆7689億円。騰落銘柄数は値上がり1557銘柄、値下がり277銘柄、変わらず101銘柄。市場は、朝方の売りで75日線を少し割り込んだが下げ止まった。下値を確認したことで買い戻しが入り、年末高期待もあり、切り返した。明日は大きく買い上がることはないだろうが、今晩の米国市場や原油相場が大きく崩れなければ、1万9000円台乗せを視野にした比較的堅調な展開となりそうだと期待を寄せる。
29日の東京外国為替市場のドル円相場は、年末を迎えて取引参加者が少なくなる中、株価の動きなどを眺めながら小幅に上下した。午後5時現在は、1ドル=120円35~36銭と前日比22銭のドル安・円高だった。始まり、120円30銭台で推移していたドル円は、小安く始まった日経平均株価を眺めて午前10時前に120円20銭台へと水準を下げた。仲値にかけては実需のドル買い・円売りや株価の戻りを眺めて、120円40銭近辺に強含んだ。その後は120円20~30銭台でもみ合い、終盤は欧州勢のポジション調整による買いが優勢となり、再び120円40銭前後へ小幅に上昇した。年末年始の連休を前に新たにポジションを傾ける向きは少なく、商いが薄い分、株価の動きなどを見たわずかな売り買いに左右されやすい地合いだったようで、東京時間での値幅は20銭程度にとどまり、動意の乏しさが目立つ一日だった。30日も株価を眺めた値動きになるとみられる。
今日のトヨタは小幅な下げで引けている。ドル安が嫌われたのだろうか。三菱重工とコマツは超小幅な上げで引けているが、あまり方向感は出ていないようだ。大方は小口の個別物色と言うところだろうか。
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