陸上自衛隊の弾薬予算が年々減少し、来年度はピーク時(1990年度)の約890億円に比べて、4割近く少ない570億円程度にまで落ち込む見通しになったことが、わかった。
陸自では、例年使用する弾薬量を確保できないとして、訓練の延期や弾薬の節約を検討する方針だ。
装備品関係の来年度の概算要求額は約5900億円。安倍政権下でここ数年、防衛費が増額されているが、新型輸送機オスプレイなどの高額な装備購入のしわ寄せで、弾薬予算は今年度より約40億円減額された。
防衛省幹部によると、陸自は訓練などで例年、600億円を上回る弾薬を使用しているとされ、弾薬が払底するのは必至だ。高価な誘導弾などを使う部隊の一部では、実弾射撃訓練自体ができなくなる恐れもあるという。
F35、V22、DDG、装甲戦闘車、AAV7など高額な正面装備に押されて弾薬調達量が減少して、「たまに撃つ、弾がないのが玉にきず」状態が再現してしまったようだ。有事に弾薬がなければ高性能護衛艦もただの船、F35もただの飛行機、戦闘車両も鉄の箱状態になってしまう。備蓄量にも影響してくるだろうから戦えない自衛隊になってしまう。弾くらい必要量を買わないと困るだろうに、・・・。
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