21日の日経平均株価は、前場で落とした値を中国株の好調や日本株の下げ渋りで買いが先行し、下げ幅を縮めて、前週末比70円78銭安の1万8916円02銭と続落。東証1部の出来高は23億5580万株、売買代金は2兆5382億円。騰落銘柄数は値上がり438銘柄、値下がり1400銘柄、変わらず92銘柄。市場は、長期資金は入り難く、短期筋中心に買い戻しに動いたとみられる。15日の直近安値(1万8562円)に届かず、下げ止まった感があり、水準的には売り込みづらい。ただし、買い上がる材料も乏しく、当面もみ合いになるのではないかとやや冴えないようだ。
21日の東京外国為替市場のドル円相場は、日経平均株価の下げ渋りを眺めて121円台半ばまで値を上げる場面も見られたものの、株式市場が引けると買い材料がなくなり、終盤にかけては伸び悩む展開となった。午後5時現在、1ドル=121円28~29銭と前週末比51銭のドル安・円高だった。始まり、121円30銭前後で取引されたドル円は株価が朝方大幅安になると121円近辺まで値を下げたが、その後は株価の下げ渋りに歩調を合わせてじり高となり、午後2時すぎに121円50銭近くまで上伸した。しかし株価以外に材料が見当たらなかったことからその後は上値重く推移。東京株式市場が取引を終えた午後3時以降は121円20~30銭台に水準を切り下げてのもみ合いとなった。全体的に手がかりがなく、株の動きに左右されたようで、早朝は先週末の日銀措置の余韻もあって売られたが、その後は主体的な動きがなかったと手詰まりのようだ。
今日のトヨタはやや大きく値を下げている。ドルがはっきりした動きがないのが原因か。三菱重工はMRJの引き渡し延期が響いて続落、コマツだけが細々と上げたのは中国株好調のせいだろうか。
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