18日の日経平均株価は、日銀の金融緩和補完策で円が下落、株価は先物に買いが入って急騰したが、その後は日銀の補完措置にインパクトがないことで円が上げて株は売りが先行、前日比366円76銭安の1万8986円80銭と3日ぶりに大幅反落。乱高下の様相を強めた。東証1部の出来高は29億8751万株、売買代金は3兆5971億円。騰落銘柄数は値上がり279銘柄、値下がり1578銘柄、変わらず72銘柄。市場は、日銀決定会合の内容を消化しきれないうちに走り、買いが買いを呼んだが、結果的に売らされ、ボラティリティ(変動率)が高くなった。先行きが読みづらくなり、強弱感が対立してくるのではないかと警戒しているようだ。
18日の東京外国為替市場のドル円相場は、日銀決定会合の結果に対する失望売りが強まり、下落した。午後5時現在は、1ドル=121円79~80銭と前日比63銭のドル安・円高だった。始まりから正午すぎまで、122円50銭前後の小幅なレンジで推移した。その後は、午後1時前に日銀が決定会合で量的・質的緩和の補完措置導入を決定すると、一旦は追加緩和と受け止められ、一時123円50銭台にまで急伸する場面があったが、あくまで補完措置にすぎないことが判明すると一転して失望売りが広がり、急速に値を消すなど荒い値動きとなった。一時500円超上昇した日経平均株価が軟化し、マイナス圏に沈んだこともドル円の押し下げ要因となった。終盤も株の乱高下が響いたと嘆き節が聞こえた。日銀の政策発表後の値動きについては、意外感があり条件反射的に動いたが、冷静に見るとそれほどの内容でもないとの見方が広がり、市場の混乱を招き、失敗とみなされる可能性もある。失望が広がっており、日銀はうまく説明しないと窮地に立たされるだろうとの見方もあったようだ。
今日のトヨタは小幅な下落で引けている。大きく崩れた相場で何とか踏ん張ったと言うところだろうか。三菱重工は大幅下落、これはMRJの納期大幅延期が効いているのだろう。主翼の強度が足りないなどの報道もあるが、そうだとすると由々しき重大事だろう。コマツも大きく値を落としている。相場は当分は乱高下を繰り返しそうだ。
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