自衛隊は17日、内乱などで混乱した外国から、日本人を安全な地域へ輸送する訓練を、相馬原演習場(群馬県)で公開した。今年から配備された、路上での爆弾攻撃などに耐えるための装備がある「輸送防護車」を初めて使った。
防護車は、豪軍がイラクやアフガニスタンで使ったのと同型。車体の底部が爆風を逃すようにV字形になっている。10人乗りで、車の上で機関銃を構えて周囲を警戒しながら走れる。今年、海外派遣で先遣隊を担う陸自中央即応連隊(宇都宮市)に4両配備された。
防護車は、豪軍がイラクやアフガニスタンで使ったのと同型。車体の底部が爆風を逃すようにV字形になっている。10人乗りで、車の上で機関銃を構えて周囲を警戒しながら走れる。今年、海外派遣で先遣隊を担う陸自中央即応連隊(宇都宮市)に4両配備された。
訓練は、政変で治安が悪化した国で日本大使館に集まった邦人を避難させるという内容。民間人役の15人を防護車に乗せ、空港へ向かう途中、群衆に取り囲まれたり、爆弾の攻撃を受けたりする想定で行われた。
安全保障関連法では、在外邦人救出活動での武器使用基準を緩和したが、今回は、新たな法制に基づく訓練は見送られた。
邦人輸送用装甲車はオーストラリア製のブッシュマスターを購入したようだが、この程度のものは国産で作れないものだろうか。96式装甲車は底面が逆V字型で地雷などの爆風をもろに受けると言う。そのくらいの配慮が出来ないのかと思うが、「特に考慮せず、出来上がったらそうなっていた」と言うようではやはり実戦を踏まえたノウハウがないということだろうか。最近は96式や軽装甲機動車、トラックなども増加装甲を施しているようだが、軽装甲機動車は米軍に、「うちにはこういう装甲車がない」とうらやましがられたそうなのでぜひ実戦を踏まえて良いもの作って貰いたい。そうでないと武器輸出などといっても誰も買ってはくれないだろう。
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