16日の日経平均株価は、昼休みに中国株が堅調に推移したことた先物が値を戻したこと、円安傾向などを好感して、前日比484円01銭高の1万9049円91銭と3日ぶりに大幅反発。終値での1万9000円台は11日(1万9230円48銭)以来3日ぶりの高値水準となる。東証1部の出来高は21億2914万株、売買代金は2兆5293億円。騰落銘柄数は値上がり1641銘柄、値下がり225銘柄、変わらず60銘柄。市場は、後場の一段高は、海外投資家の継続買いや、それに追随した動きとみられる。現地16日のFOMC(米連邦公開市場委員会)で、予想通り利上げが実施されれば、不透明感が掃けるだろうが、実際には為替、株価への影響は読み切れず、その反応を待つしかないとやや弱気をのぞかせる。
16日の東京外国為替市場のドル円相場は、日経平均株価の一段高を眺めた買いが終日続き、上昇した。午後5時現在は、1ドル=121円92~92銭と前日比1円31銭の大幅ドル高・円安だった。始まり、121円70銭前後で取引されたドル円は、大幅高で寄りついた株価を受けて121円90銭付近まで上伸した。その後は一旦利食い売りに押されて121円60銭前後に軟化。正午前後にもみ合った後、株価の上げ幅拡大により再び買いが強まり、121円90銭台に水準を上げた。終盤にかけてやや水準を下げたが、ポジション調整により再び121円90銭台に値を上げた。原油価格の下げ止まりで全体的にリスク回避姿勢が和らぎ、ドルを売っていた向きの買い戻しが広がった。ただ、FOMCを前にさらにドル買いを進めるほどの積極性はなかったようで、122円に近づくと上値が重くなった。FOMC後のドル円の動きについては、利上げの内容によりけりで、120~122円台の値幅で動くだろうと言う。
今日はトヨタ、三菱重工、コマツとも大幅高で引けている。特にトヨタとコマツが大きく値を伸ばしたのは円安傾向と中国株の堅調のせいだろうか。当面は1万9千円を挟んだ攻防になると思うのだが、・・・。
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