14日の日経平均株価は、中国株安、原油安やドル安で暴落したが、その後、円が伸び悩むなどして買い優勢となり、引けにかけても値を伸ばした結果、前週末比347円06銭安の1万8883円42銭とそれでも大幅反落だった。終値での1万8900円割れは11月2日(1万8683円24銭)以来ほぼ1カ月半ぶりの安値水準となる。東証1部の出来高は20億3912万株、売買代金は2兆3882億円。騰落銘柄数は値上がり334銘柄、値下がり1531銘柄、変わらず60銘柄。市場は、突っ込んだことで自律反発もあろうが、原油や為替相場が落ち着かないと、ここが底だとは言い切れない。日足一目均衡表の厚い『雲』上限で止まったが、その中に入ると方向感がなくなることも想定されると警戒感をにじませた。


14日の東京外国為替市場のドル円相場は、前週末の海外市場の水準を引き継いで始まったものの、朝方以降は概ね戻り歩調で推移。終盤にかけては中国株の上昇を受けたリスクオンのドル買いがやや強まり、一時121円30銭台を付けた。午後5時現在、1ドル=121円24~25銭と前週末比では68銭のドル安・円高だった。ドル円は前週末にドル売り・円買いが進んだ海外市場の流れを引き継いで始まり、早朝には一時120円60銭台に落ち込んだ。ただその後は、先週末に下げた反動に加え、日経平均株価が下げ幅を縮めたことで徐々に買い優勢となり、昼ごろに121円台を回復。午後は中国株の上昇によりリスクオン地合いが強まり、一時121円30銭台まで水準を切り上げた。ただ、市場関係者からは、全体的に薄商いなので上下に動きやすいとこちらも警戒気味のようだ。


今日はトヨタ、三菱重工、コマツともに3%前後の大幅な下落で引けている。まあ、こんなこともあるだろう。当面、日経平均は1万9千円台の前半で動くのではないか。


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