参院東日本大震災復興・原子力問題特別委員会は11日、閉会中審査を開いた。民主党は香典支出といった政治資金問題や過去の下着窃盗疑惑など高木毅復興相の資質を追及するはずだったが、この日質問に立った増子輝彦氏自身に香典支出が発覚したためか、不発。またしても、“ブーメラン”が跳ね返ってきた。

 
増子氏は事前に高木氏の資質を追及すると通告していた。だが、「あえて細かいことは申し上げない」と述べ、政治資金問題などの具体的な追及は遠慮。高木氏は「大変お騒がせしているが、しっかり説明してご理解をいただく努力が大切だ」とかわした。

 
増子氏は新たな問題が発覚した場合の進退を問うたが、高木氏は「政治家の出処進退は自分で決める」と突き放した。増子氏の舌鋒(ぜっぽう)が鈍ったのは、自らが代表を務める民主党支部が平成21~26年に選挙区である福島県内の216人に香典計約290万円を支出していたためとみられる。

 
増子氏の事務所は産経新聞の取材に事実関係を認め、「増子氏から寄付を受けて香典は増子氏名義で支出した。党本部と相談して問題であれば訂正する」と説明した。政府関係者は「どうりで追及が緩いと思った。いつものブーメランだ」と話す。高木氏は記者団に「与野党問わずしっかり説明することが必要だ」と余裕の表情を見せた。

 
民主党では、高木義明国対委員長が代表を務める政党支部が23年と26年に選挙区内の2件の葬儀に計5万円の香典を支出していたことが発覚。北沢俊美元防衛相が代表を務める政党支部も、香典を支出していたことが判明している。

 
ただ、民主党関係者は「復興相に新疑惑が出たら、また追及すればいい。真綿で首を絞めるように攻撃した方が、政権に打撃を与えられる」と強がった。


さすがは民主党、国民の期待を裏切らない。見事なブーメラン直撃だ。大体、こんなことどこもやっているんだろうし、香典を出したの出さないの、パンツを取った、取らないの議論よりももっと他に議論すべきことがあるだろう。どっちもさっさと辞任すればいいじゃないか。そのほうが国家国民のためだろう。


日本ブログ村へ(↓)