30日の日経平均株価は、現地12月3日のECB(欧州中央銀行)理事会や同4日の米雇用統計など重要イベント待ちや中国経済警戒などで下げ幅を広げ、前週末比136円47銭安の1万9747円47銭と続落。東証1部の出来高は24億6693万株。売買代金は2兆9090億円。騰落銘柄数は値上がり892銘柄、値下がり916銘柄、変わらず113銘柄。なお、日経平均株価をTOPIX(東証株価指数)で割ったNT倍率は12.49倍となり、8月24日の12.52倍以来の高水準となった。市場は、高値圏にあるなかで、重要イベント待ちと中国懸念が重なり、手掛けづらかった。明日もイベント待ちが続きそう。下値リスクはそれほどでもないが、買い上がることもなさそうだと弱気のようだ。



30日の東京外国為替市場のドル円相場は、売買材料に乏しい中、前週末の海外市場で付けた1ドル=122円台後半の水準でもみ合った。午後5時現在は、1ドル=122円83~83銭と前週末比44銭のドル高・円安だった。始まりは、122円70~80銭台で取引された。日経平均株価は軟調だったがドル円は下押しされず、午前中は同水準で推移。午後もしばらく小幅な値動きが続いた。終盤は欧州勢の持ち高調整の買いが入ったが、上値は重かった。週後半にECB理事会、米雇用統計を控えて様子見ムードが強く、材料難の中では動意薄にならざるを得なかったと市場も弱気のようだ。ただ、1日のISM米製造業景況指数など経済指標によっては動くかもしれないと期待を覗かせる。


全般にさえない相場模様の中でトヨタは小幅な下落、三菱重工はやや大きく値を落とし、コマツはこれも小幅な下落で引けている。


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