19日の日経平均株価は、米国株の続伸などで買いが優勢となり、午後にやや値を下げる場面もあったが、そのまま高値を維持して、前日比210円63銭高の1万9859円81銭と大幅に3日続伸して、後場の取引を終えた。東証1部の出来高は20億7755万株、売買代金は2兆4292億円。騰落銘柄数は値上がり1411銘柄、値下がり373銘柄、変わらず130銘柄だった。市場は、決定会合で追加緩和が見送られ日経平均は上げ幅を縮小したものの、大崩れすることなく、堅調な動きを示したことで、先高期待が高まるなか、売りづらい状況が続く可能性もあると警戒半分の様子だった。


19日の東京外国為替市場のドル円相場は、日銀決定会合の結果発表を挟んで朝方から水準を徐々に切り下げたものの、黒田日銀総裁の会見は材料視されず、終盤は1ドル=123円台前半でもみ合いとなった。午後5時現在、123円36~37銭と前日比では06銭の小幅ドル高・円安だった。始まりは、123円50~60銭台で推移。高寄りした日経平均株価が堅調に推移するも、ドル円は調整売りに押され、123円30銭台に軟化した。正午すぎに一時123円50銭付近まで買い戻される場面もあったが、日銀の金融政策の現状維持決定や上げ幅を削る株価を横目にドル円は売り優勢となり、123円10銭台を割り込んだ。その後株価が再び上昇したため123円30銭前後に値を戻し、終盤にかけてはもみ合っている。前日の米株高やタカ派的なFOMC議事要旨を受けて買いが強まった海外市場の流れを受けて、ドル円は東京市場でも堅調な内容が予想されていたが、結果的には水準を切り下げる格好となった。米国の利上げペースが緩やかになるとの観測に加え、ユーロドルがショートカバーで上昇したため、ドル円はあおりを受けた形で上値が重かったようだ。日銀は、市場の予想通り金融政策の現状維持を決定。その後に行われた黒田日銀総裁の会見では特段目立った発言はなく、ドル円に影響はなかったようだ。


今日のトヨタは小幅な上昇、概ね現時点での上値の限界だろうか。三菱重工は大幅な続伸、コマツも大きく値を上げて引けている。中国経済の減退でコマツも新たな市場を求めるべき時期だろう。


日本ブログ村へ(↓)