民主党の前原誠司元外相は12日、岡田克也代表に対し、年内に民主党を解党し、維新の党と新党を結成すべきだとの考えを伝えた。岡田氏はその後の記者会見で「看板の掛け替えではダメだ」と解党を否定した。前原氏は11日夜、細野豪志政調会長、維新の江田憲司前代表らと会談し、新党結成を目指すことで一致。江田氏は岡田氏とも会談し、新党結成を直接求めたが、岡田氏は拒否した。
前原氏は12日の園遊会で岡田氏に意向を伝えた。前原氏は記者団に「年内に民主党も解党し、大きな勢力をつくることが大事だ」と強調。同時に「岡田氏と考え方に違いはない」とも述べた。
岡田氏は記者会見で前原氏とのやり取りに言及しなかったが、細野氏に対しては「執行部の一員との自覚があれば軽々に発言しないはずだ」と不快感を示した。
前原氏らが新党結成を急ぐのは、参院選に向けた体制を早期に固めたいとの思いがあるためだ。江田氏は「新党で実績を残さなければ国民に振り向いてもらえない」と周囲に漏らす。分裂後の維新議員の動向も固まり、年内に新党結成が実現すれば、来年の政党交付金を新党で受けることになる。
前原、細野両氏は岡田氏が意欲を示す共産党との選挙協力についても批判してきた。ただ、岡田氏が解党を明確に拒否する中、執行部として解党論に同調した細野氏の進退問題に発展する可能性もあり、一時は沈静化していた民主党内の路線対立が再燃しそうだ。
元々、数合わせで出来上がった政党だから路線もあっちこっちでまとまらない。数を取っても政権担当能力がないことは政権の座にあった3年間でいやというほど見せつけた。煮え湯を飲まされ続けた国民もそう簡単には忘れないだろう。一度解散して出直した方がいいのだが、この暮れと言うとまた来年夏の参院選目当てと思われるので参院選が終わった後あたりで解散すればいいのではないか。どうせ勝てはしないだろうからちょうど理由も立つだろう。共産党と選挙協力なんて言い始めたら政権を狙う政党としてはもうお終いだろう。もっとも民主党は政権から滑り落ちた時点でもうに終わっているのだけど、・・・。
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