共産党の志位和夫委員長は7日のテレビ東京番組で、核・ミサイル開発を進める北朝鮮と南シナ海で軍事的挑発を続ける中国について「北朝鮮、中国にリアルの危険があるのではなく、実際の危険は中東・アフリカにまで自衛隊が出て行き一緒に戦争をやることだ」と述べた。

 
志位氏は、共産党が「戦争法」と呼ぶ安全保障関連法について「一番具体的な危険はIS(イスラム国)に対し米軍が軍事的行動をエスカレートさせ、日本が兵站で支援し、実体上は戦争に協力していくことだ」と強調。アフガニスタンに展開する米軍の治安部隊についても「実際は戦争だ」と指摘した。

 
その上で、「実際の危険はアフガニスタンであり、ISであり、(自衛隊による)南スーダンのPKO(国連平和維持活動)の任務の拡大だ」と語り、中国や北朝鮮の軍事的脅威に言及することはなかった。


やっぱり共産党は共産党だねえ。中国・北朝鮮は脅威ではないと言う卓見、素晴らしい。そして諸悪の根源は米国でそれに協力する日本が危険だとは英断と言う他はない。ISISには邦人2名が残虐極まる方法で殺害されているのだが、その事実はどう理解しているのか。普通の国であれば空爆しても十分理由は立つだろう。ISISは武力を用いても殲滅しておくべきだと思うが、元はと言えばイラク戦争やアラブの春と世界が絶賛した中東地域の民主化運動にあったのだから価値観の異なる地域にはあまり西欧民主主義を持ち込むべきではないのかもしれない。しかし、中国・か北朝鮮は脅威ではない。真の脅威は米国だと言うこういう世界観を持つ政党にはちょっとついて行けないねえ。


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