29日の日経平均株価は、米株高で飼われたが、その後は低調となり上げ幅を縮め、前日比32円69銭高の1万8935円71銭と小幅に続伸して取引を終了した。東証1部の出来高は27億2557万株。売買代金は3兆4069億円となり、SQ(特別清算指数)値の算出日を除くと8月26日(3兆8000億円)以来、2カ月ぶりの水準となった。騰落銘柄数は値上がり987銘柄、値下がり794銘柄、変わらず125銘柄。市場は、朝方に発表された9月鉱工業生産が、前月比1.0%増と市場予想の同0.6%減を上回ったことで、明日30日の日銀決定会合での追加緩和期待が後退し、目先的な利益を確定する動きが強まったとやや弱気のようだ。


29日の東京外国為替市場のドル円相場は、FOMC声明を受け、早朝に買われた後は日銀の金融政策定会合を翌日に控えて様子見姿勢が広がり、小幅な値動きとなった。午後5時現在は、1ドル=120円77~79銭と前日比34銭のドル高・円安だった。始まりは、FOMC声明の発表を受け、121円10銭前後に上昇。その後は、9月の鉱工業生産が予想以上に強い内容だったことから、日銀の追加緩和への期待感が後退して売られ、仲値前に120円60銭前後に軟化した。ただ、その後は日銀の決定会合を翌日に控えて様子見ムードが広がり、おおむね120円60~80銭の狭いレンジでの動きに終始した。市場関係者は、明日の決定会合の結果発表待ちで、ポジションを積む向きはなかったと気落ち気味のようだ。また、黒田日銀総裁の会見が重要だ。追加緩和をしなくとも、そのシグナルを発言で出さなければ、円高に振れるだろうとも言う。


今日はトヨタだけが値を下げた。米株も好調、ドル高なのにどうしたのだろうか。三菱重工はしっかりで順調、コマツは大きく上げて2千円台を回復している。


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