28日の日経平均株価は、売り優勢で始まった相場は業績好調な個別銘柄に買いが集まり上向いたが、後半、アジア株の低迷でやや上げ幅を縮小して、前日比125円98銭高の1万8903円02銭と反発で引けた。東証1部の出来高は17億1993万株、売買代金は2兆1644億円。騰落銘柄数は値上がり963銘柄、値下がり796銘柄、変わらず145銘柄。市場は、TOPIX(東証株価指数)構成銘柄の浮動株比率見直しに伴う先回り買いの動きが出ているとみられ、日銀金融政策会合に対する期待感が先行した面もあろう。ただ、日経平均の上昇分は、指数寄与度上位の値がさ株10銘柄分にほぼ相当し、偏った印象もあるとちょっと警戒気味だった。
28日の東京外国為替市場のドル円相場は、FOMCの結果発表を控えて様子見ムードが強まり、方向感なく小動きとなった。午後5時現在は、1ドル=120円43~44銭と前日比04銭の小幅ドル安・円高だった。始まりは、120円35銭前後で推移したドル円は、午前、堅調に始まった株価につられ、午前9時すぎには120円50銭台に上昇した。その後、株価が伸び悩むと、120円20銭台に軟化。午後は株価の緩やかな上昇に連動して120円40銭前後に水準を上げ、終盤にかけてはもみ合いとなった。市場関係者は、今晩のFOMCの結果公表に向け様子見ムードが広がり、手掛かりがなかった。積極的な売り買いをし辛かったのだろうと言う。今回のFOMCでは利上げは先送りされるとの見方が優勢だが、発表される声明文がハト派寄りかタカ派寄りか、事前に読み辛いようで、決め打ちするような動きは見られなかった。
今日のトヨタは小幅に値を伸ばして引けている。三菱重工も同様に小幅ではあるが値を伸ばしている。コマツだけが、マイナスに沈んだのは中国市場の低調のせいだろう。
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