うちの教習所は普通二輪のAT教習にホンダのシルバーウィング400を使っている。これは600GTと車体は共用なのでカヌーのようにでかいスクーターだ。特に尻がでかい。スクーターと言うのはコミューターなので乗り易さと物が入れられるようにスペースをとっているのだろう。排気量に比較して車体がバカみたいにでかい。
そんなスクーターで教習するのはなかなか大変だ。僕も普通二輪教習と大型二輪教習で2時間乗ったが、大きくてバランスが取り難く扱いにくいという印象しかなかった。女性は普通二輪ではクラッチの扱いを嫌うのかATで免許を取る人がいる。
今日もATの検定があったが、クランクでパイロンを引っかけて検定中止になってしまった。タイヤが小さいので一本橋など低速バランスを要求される走りもやり難い。クランクでこけたり一本橋で落っこちてこけたりする教習生がかなり多い。
検定員に、「こんなでかいスクーターで二輪を取るよりもCB400で取った方が簡単じゃないの」と言うと、「その通り」と言う。ただ、他の指導員は、「大きい車体を取るか、クラッチの扱いを取るか、その選択が難しいですね」と言う。
何十年もマニュアル車に載っていたのでクラッチの扱いには全く困らなかったが、クラッチを扱ったことがない人にはかなり厄介だそうだ。また、四輪の足で扱うクラッチとバイクの手で扱うクラッチでは感覚的にも取扱い的にもかなり違うと言う。
そんなものかなと思うが、あのバカでかいスクーターを扱うよりはずっと簡単と思うがどうなんだろう。しかもガードまでついているし、・・。実際に公道でもスクーターには乗りたいとは思わない。ただ、アディバ AD Treなら乗ってみたいが、・・・。
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