21日の日経平均株価は、円の弱含みと先物への買いで順調に値を上げ、前日比347円13銭高の1万8554円28銭と大幅続伸。終値での1万8500円台は9月9日(1万8770円51銭)以来の高値水準となる。東証1部の出来高は21億2166万株、売買代金は2兆2258億円。騰落銘柄数は値上がり1605銘柄、値下がり200銘柄、変わらず51銘柄。市場は、円安が先か株高が先かははっきりしないが、追加緩和思惑がくすぶっている状況でもあり、買い戻しを誘ったようだ。チャート上では目先の上値抵抗帯となった1万8400円台を突破したことで9月9日高値1万8770円が意識されてくると久々に強気のようだ。


21日の東京外国為替市場のドル円相場は、午後3時前には日経平均株価の上昇を眺めて120円台前半まで買われたが、終盤にかけては中国株の下落で小幅に下げた。午後5時現在は、1ドル=119円86~87銭と前日比22銭のドル高・円安だった。始まりは、119円80銭前後で推移、その後、日経平均株価の上昇を受けて買われ、仲値前に119円90銭台になった。しばらくは同水準でもみ合ったが、株価が後場に入って上げ幅を広げたため、午後2時半ごろ120円前後に水準を切り上げた。その後は利益確定の売りや中国株下落を眺めた売りが出て、午後4時以降は119円80銭台近辺で推移している。終盤のドル円の軟化については、中国株下落に不穏なムードを感じたのだろうと言う。しかし、終わってみればほぼ行って来いで、日米欧の金融政策関連のイベントを控え、動きがとりづらかったのだろうと言う見方があるようだ。


今日のトヨタはドル高に反応したのか、大幅高で引けている。三菱重工はさらに高値で600円台を回復、コマツも大幅高で2,000円台が見えてきた。今日は3社とも久々の大幅高で終わったようだ。


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