20日の日経平均株価は、米株高で買いが先行したが、その後は中国経済への懸念や月末にかけての国内企業の4-9月期決算発表の本格化や日銀の金融政策決定会合、FOMC(米連邦公開市場委員会)などの重要イベントの結果見たさに上値が重くなり、値上げ分を凹ませて前日比75円92銭高の1万8207円15銭と反発だった。東証1部の出来高は17億8157万株。売買代金は1兆8235億円。売買代金は今年3番目の低水準。騰落銘柄数は値上がり688銘柄、値下がり1070銘柄、変わらず143銘柄。市場は、材料難で買い上がれなかった一方、日銀の追加緩和期待が下値を支えた。月末にかけて、国内企業決算、ECB(欧州中央銀行)理事会、FOMC、日銀の金融政策決定会合など重要イベントが相次ぐ。当面は、1万8000円台前半で方向感を探る展開が続きそうだと言う。


20日の東京外国為替市場のドル円相場は、手掛かり材料難から小動きが続いた後、終盤に欧州勢の大口買いが入り、1ドル=119円台後半で一段高で推移している。午後5時現在は、1ドル=119円64~65銭と前日比30銭のドル高・円安だった。始まりは、米国株価持ち直しを好感して買われたものの、東京時間の午前は手掛かり材料に乏しく、119円50銭前後で小動きが続いた。午後に入ってからも、同水準でもみ合ったが、午後4時すぎに1ドル=119円70銭台に急伸、その後は伸び悩んでいる。市場は、特にドル買いの材料となるニュースは見当たらず、欧州市場が開いた時間なので、欧州勢からの大きな実需の買いが入ったのではないかと見る。今夜はニューヨーク連銀のダドリー総裁の講演が予定されているが、同総裁は15日に年内の米利上げについて前向きな発言を行った後、慎重な姿勢も示していることから、米利上げに関する発言があれば、売り買いの材料となるだろうと言う。


今日のトヨタは小幅な下落、三菱重工も同様、コマツだけが小幅な上昇となっている。中国経済のGDP成長率が、6.9%と7%を切ったようだが、実際にどの程度のレベルにあるのだろうか。これよりも低いだろうが、中国も惨敗でしたとは言えないだろう。かさ上げしている可能性が高い。


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