16日の日経平均株価は、材料の乏しい中、1万8千300円を挟んでも見合ったが、終盤利益確定に押されて上げ幅を縮め、前日比194円90銭高の1万8291円80銭とそれでも大幅続伸だった。中でも、保険株、その他金融株、不動産株などが上昇した。東証1部の出来高は20億3195万株、売買代金は2兆1937億円。騰落銘柄数は値上がり949銘柄、値下がり826銘柄、変わらず126銘柄。市場は、後場寄り付き後は概ね横ばい状態だ。1万8400円台では上値の重さが意識され、買い上がる材料も見当たらない状況だ。ただ、金融緩和思惑や補正予算期待から下値は売り込みにくい面もあり、目先はレンジ相場になるのではないかと言う。


16日の東京外国為替市場のドル円相場は、株高を背景に上昇したが、午後は休日を前に総じて動意薄だった。午後5時現在は、1ドル=119円12~13銭と前日比75銭のドル高・円安だった。始まり、118円90銭前後で推移したドル円は、日経平均株価が堅調だったことから買い戻しが入り、仲値に向けて119円20銭台に上昇。午後にかけては小緩み、119円10銭前後の狭いレンジで推移した。午後3時半ごろ、黒田日銀総裁が全国信用組合大会のあいさつで経済状況に明るい見方を示し、追加緩和期待が後退したことからドル売り・円買いの流れとなり118円90銭台まで下落したが、一時的にとどまった。市場関係者は、前日は米経済指標の悪さに伴う利上げ観測の後退や、国内株価の持ち直しで楽観的な見方が広まりリスクマネーが動いたが、週末ということもあり、積極的な動きは見えないとやや落胆気味のようだ。


今日のトヨタは大幅高で引けている。ドル高のせいだろうか。三菱重工も大幅高で600円台を回復、コマツもそれなりで今日は好調だった。日経平均も当分は1万8千円を挟んだ動きになるのだろうか。あるいはもう少し上でもみ合うか。いずれにしても中国の動向が見えないと落ち着かないだろう。


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