15日の日経平均株価は、前半は米国株安で売りが先行したが、その後は買戻しや押し目買いで値を上げて、前日比205円90銭高の1万8096円90銭と3日ぶりに反発し、終値ベースで1万8000円台を回復して取引を終了した。東証1部の出来高は21億7978万株、売買代金は2兆1763億円。騰落銘柄数は値上がり1609銘柄、値下がり223銘柄、変わらず68銘柄だった。市場は、昨日14日の下落で心理的なフシ目の1万8000円や25日線(1万7966円)を割り込んでいたが、大きく下げることがなかったため、買い戻す動きが強まったようだと一息のようだ。


15日の東京外国為替市場のドル円相場は、日中に株高を受け買い優勢となる場面も見られたが、終盤にかけてはストップロスの売りを巻き込んで急落した。午後5時現在は、1ドル=118円37~38銭と前日比1円23銭の大幅ドル安・円高だった。始まりは、118円80銭台を軸に推移したドル円は午前中、日経平均株価の切り返しや実需のドル買いに119円10銭台まで上昇したものの、午後にかけて株価が上げ一服となると徐々に伸び悩む展開となった。終盤は前日の安値水準である118円60銭台を割り込んだことでストップロスの売りを巻き込み、一時118円10銭台まで急落した。市場関係者は、新興国通貨が対ドルで反発するなど全般的にドルが弱いと言う。特に終盤は、夜に米消費者物価などの発表を控えて、弱い指標への警戒感からドル売りが強まったと言う。


今日のトヨタはドル安にもかかわらず小幅ながらしっかり。三菱重工は小幅な下落、コマツは小幅な上昇だった。株価は最近は1万8千円を挟んで動いているが、この状況は中国の動向が見えるまで当分続くのだろう。


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