14日の日経平均株価は、前場に売られた下げ幅を縮小したが、先物に売りが入って相場は再度軟化、戻りも鈍く、前日比343円74銭安の1万7891円00銭と大幅続落。広範囲に売られ、終値での1万7900円割れは2日(1万7725円13銭)以来7営業日ぶりの安値水準となる。東証1部の出来高は24億3433万株、売買代金は2兆4053億円。騰落銘柄数は値上がり183銘柄、値下がり1678銘柄、変わらず39銘柄。市場は、中国景気の減速懸念が根っこにあり、急ピッチな戻り相場後の調整と重なり、大きく下げた。買い上がる材料は見当たらず、とりあえず直近『マド』(2日高値1万7775円-翌週5日安値1万7869円)埋めが意識されると渋めだった。
14日の東京外国為替市場のドル円相場は、株安を受けてリスク回避の動きが広がり午前中は軟調に推移したものの、終盤にかけては方向感を欠き、119円50~60銭台を軸にもみ合う展開となった。午後5時現在、1ドル=119円60~61銭と前日比11銭のドル安・円高だった。始まりは、119円70銭前後で推移したドル円は、安く寄り付いた日経平均株価が下落幅を広げると仲値にかけて119円40銭台まで水準を切り下げたものの、その後は押し目買いに値を戻した。午後に入ると、株価以外の材料に乏しい中で方向感を欠く動きとなり、119円50銭近辺では下値が堅く、119円70銭近辺に上昇すると上値が重くなる展開が終盤まで続いた。欧州勢が参入した終盤には一時、米国の早期利上げ期待後退に伴う米金利低下・ドル売りの様相が強まった。ただ、月末のFOMCや日銀決定会合といったイベントを前に大きく動きにくいようで、119円台半ばの水準では再び買い直された。
今日のトヨタは大きく値を落として引けている。相場も渋め、ドルも渋めではやむを得ないだろう。三菱重工も下落しているが、いつの間にか、600円台に回復しているのはやはり大手の力だろうか。コマツはさらに大きく値を落としている。中国懸念の影響を最も受けやすいので仕方がないだろう。
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