中谷元防衛相は13日、沖縄県の翁長雄志知事が米軍普天間基地(宜野湾市)の移設先である辺野古(名護市)沿岸の埋め立て承認を取り消したことを受け、取り消しの執行停止と無効を求める申し立てを14日以降に行う方針を明らかにした。
中谷防衛相は会見で「埋め立て承認に瑕疵(かし)はなく、知事の取り消し処分は違法だとの立場に揺るぎない。移設作業は中断するが、一刻も早く再開するための対応を取ることとした」と語った。
具体的には14日以降、公有水面埋め立て法を所管する国土交通相に対し、埋め立て取り消しについての審査請求と、その判断が出るまでの取り消しの効力を止める執行停止を申請する。
安倍政権と沖縄県は8月から1カ月間、普天間の移転問題に関する協議を集中的に行った。しかし、基地の新設を拒否する県と、辺野古への移転が唯一の解決策とする政府が意見の一致をみることはなかった。
13日午前に県庁で取り消し会見に臨んだ翁長知事は、沖縄県に在日米軍基地が集中する現状に触れ、「日本の民主主義について国民全体が考えてもらえれば」などと語った。
いよいよ泥仕合の様相を呈してきた普天間の辺野古移設問題だが、どうなるだろう。許可の取消は初めに取り消しありきだから当然こうなるだろうが、この状態でも3200億の振興対策費を交付するのだろうか。どうもならなくても普天間が固定化されて危険な状態が続くだけだが、外交権のない地方自治体の首長が外交に関してこれほど抵抗するのも珍しいだろう。しかし、沖縄の知事さんは地方行政についてはやっているんだろうか。沖縄の一番の問題は地方が主体的に地域振興のビジョンを描かないことだと思うのだが、・・。でも普天間も危ないのかもしれないが、それよりも厚木の方が危ないと思うけどねえ。今日もFA-18がぶんぶん飛んでいるが、・・。
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