1日の日経平均株価は、堅調な値動きで午後は一段高だったが、終盤はやや上値が重く、前日比334円27銭高の1万7722円42銭と大幅に続伸して取引を終了。東証1部の出来高は23億1478万株で、売買代金は2兆6486億円。騰落銘柄数は値上がり1446銘柄、値下がり378銘柄、変わらず71銘柄だった。市場は、8月鉱工業生産が市場予想を下回ったうえ、9月の日銀短観で大企業製造業の業況判断DIもさえなかったことから、来週の6、7日に開催される日銀金融政策決定会合で景気対策への期待感が高まり、買いが優勢となったようだとやや明るさが戻ったようだ。


1日の東京外国為替市場のドル円相場は、中国経済減速への警戒感がやや和らいだものの終盤は上値が重く、1ドル=120円台前半でもみ合った。午後5時現在は、120円20~21銭と前日比18銭のドル高・円安だった。始まりは、119円90銭前後で推移。午前は、9月の中国製造業PMIが悪くなかったことで、リスク回避ムードが和らいだことで日経平均株価も上伸し、正午すぎにはドル円も120円25銭前後に上昇した。ただ、そのレンジ付近に転換線があるようで、午後は上値を抑えられ、もみ合った。終盤は、120円05銭近辺にいったん軟化。その後は押し目買いも入ったが、転換線近辺ではね返された。2日夜の米雇用統計前にポジション調整の売りが出たと言う。ドル円は、株の上昇に対する反応がやや鈍いように見える。リスクオンでは新興国通貨高になり、先進国通貨は軒並み売られる。逆にリスクオフだと先進国通貨が買われてしまい、身動きがとれなくなっていると言う。この後は、利上げ慎重派とされるFRB高官2人の講演があるが、イエレンFRB議長が講演している以上、反応は薄いそうだ。


今日のトヨタはしっかりで7千円台を回復している。三菱重工も大好調で大きく値を上げている。コマツだけがやや低調だが、それでも上向きとなっている。しかし、世界経済が安定したわけではなく中国の動向などでまた大きく値が振れるだろう。


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