28日の日経平均株価は、これと言った材料もなくもみ合いが続いたが円高傾向に株価が下落し、前週末比235円40銭安の1万7645円11銭と大幅反落。9月末の配当落ち分(110円程度のマイナス要因)を上回る下げとなった。東証1部の出来高は19億3139万株、売買代金は2兆1870億円。騰落銘柄数は値上がり843銘柄、値下がり937銘柄、変わらず82銘柄。市場は、円高は重しだが、特段の悪材料が出た訳ではなく、配当落ち分と前週末に緩和期待で大幅上昇した反動が重なったと言えるだろう。9月日銀短観(10月1日)、9月米雇用統計(10月2日)を控え、イベント待ちで動きにくい面もあるとやや慰め気味だった。
28日の東京外国為替市場のドル円相場は、株安で下押したが、終盤に買い戻され、1ドル=120円台前半で下げ渋っている。午後5時現在、120円27~28銭と前週末比42銭のドル安・円高だった。ドル円は早朝、120円55~60銭前後で取引された。東京時間は日経平均株価の下落を眺めて総じて売りが先行したが、大きく下押しするには至らず、120円20銭前後を下値にして終盤になるとやや買い戻され、午前9時前後の水準を回復した。前週末の海外市場では、米GDP確報値の上方修正などを好感して121円台を回復したが、週明けの日経平均株価の下落と中国・上海株の軟調スタートが圧迫要因となった。もっとも、週末に米雇用統計などを控えて積極的な取引は手がけにくいと言い、全般は株価をにらんだレンジ圏にとどまったようだ。
今日はトヨタ、三菱重工、コマツともに大きく値を下げている。一時期、8千円を超えたトヨタも7千円を割り込みそうだ。コマツが最も下げ幅が大きいが、これも中国経済の影響だろうか。
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