先日、大型二輪の検定に合格したおじさんだが、「合格点は70点だからあまり頑張り過ぎないように」と言っておいたところ、検定員も驚く超防衛運転でこっちも見ていて、「どうして発進しないんだ」と首をひねるような防衛運転、結果は合格だったが、点数はそれなりだった。
検定が終わって、「超防衛運転でしたね」と言うと、「最初から合格だけを目指していたので危ないことは絶対にしないよう気をつけました」と言う。そして、「実は、・・」と言って、教習でハンドルバーを持つ手に力を入れ過ぎて腱鞘炎になって力が入らないと言う。
1段階でハンドルバーを握る手に力が入って医者に行ったら腱鞘炎だと言われたそうだ。そのせいか、検定では力が抜けてうまく行ったと言う。うまく行ったのかどうかは置いておくとして、確かに最初の頃は緊張と怖さでハンドルバーを握りしめてしまう。
言われてみればバイクに乗り始めた頃は1時間も乗っていると掌が痺れてきたり腕がなまったり指が攣ったりして大変だった。こんな状態でロングツーリングなどできるのかと思った。
そう言えば最初の頃はバイクの総高徳性もよく開からず恐る恐る走っていたので原チャリによく抜かれたっけ。そんな状態だったので400Xの総高徳性はよく分からないうちに手放してしまった。
そして今のCB1300スーパーボルドールだが、このバイクの乗り味の素直さ、癖のなさは抜きんでている。アクセルを開ければ公道では十分すぎるほどのパワーを見せてくれるが、高速でも一般道でも山坂道でも基本性能の高さを十二分に見せてくれる。
さすがに2万キロも走るとバイクの乗り方もそれなりに慣れてきて腕が張ったり手が痺れることもなくなった。長時間乗っていればそれなりに疲れるしけつも痛くなるが、ハンドルバーにしがみつくなどと言うことはもうない。原チャリに抜かれることは、かっ飛んでいる奴にはたまには抜かれることもあるが、危ないので避けて行かせてやることにしている。
バイクの運転がうまくなったとは思わないが、運転に慣れたことは間違いない。でもそれはバイクに負うところが大きいのかもしれない。
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