24日の日経平均株価は、米国株安や円高傾向で売りが先行、中国株は反発したが、あまり材料にされず、前週末18日終値比498円38銭安の1万7571円83銭と続落し、安値で取引を終了。終値ベースでの1万7500円台は、8日の1万7427円08銭以来、9営業日ぶりの安値水準。東証1部の出来高は23億7190万株で、売買代金は2兆7465億円。騰落銘柄数は値上がり193銘柄、値下がり1673銘柄、変わらず33銘柄だった。市場は、連休中に欧米株式が下落していた分が反映された。独フォルクスワーゲンの不正問題が懸念され、自動車関連株に業績への警戒感が高まり、売り急ぐ動きが出たようだと落胆傾向だった。
24日の東京外国為替市場のドル円相場は、日経平均株価が大幅安となったことが圧迫要因となり、終盤にかけても1ドル=120円近辺で上値重く推移した。午後5時現在は、119円93~95銭と前週末比51銭のドル高・円安だった。始まりは、120円20銭台を中心に取引され、午前9時ごろには、連休明けのドル需要から一時120円40銭近辺に上昇した。ただ、日経平均株価の下げ幅拡大を受けて徐々に水準を切り下げ、昼前に119円80銭台を付けると、その後は上値が重い展開が続いた。終盤もおおむね119円90銭から120円10銭のレンジ内でもみ合いとなっている。ドル円は、ハト派的な先週のFOMC声明の余波でリスクオフムードが続いた。日本時間の明日早朝に予定されるイエレンFRB議長の講演については、タカ派的な発言で声明とのバランスを取れば買われるとの見方がある一方で、利上げ見送りの理由に海外要因を挙げてしまった以上、米景気に対して強気でも利上げ期待はそれほど高まらないのではないかと消極的な見方もあるようだ。
連休でしばらくぶりの市場だが、大きく値を下げた。トヨタも大きく値を下げたが、三菱重工とコマツは5%以上も下げて引けている。中国は、「株価は底を打った。中国経済はこの程度の下落ではへこたれない強さがある」と豪語しているが、どうしてどうしてこの国の言うことなどまともには受けられない。
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