18日の日経平均株価は、売り買い交錯状態から次第に売りに押され、相場は軟化して、前日比362円06銭安の1万8070円21銭と4日ぶりに大幅反落し、ほぼ安値引けとなった。東証1部の出来高は24億868万株、売買代金は2兆6543億円。騰落銘柄数は値上がり286銘柄、値下がり1545銘柄、変わらず68銘柄。市場は、米利上げ先送りで不透明感を残し、5連休中に海外で何が起こるか分からず、一旦ポジションを落とすところだ。ただ、来週は9月配当取りに絡み、信託銀行の配当再投資に伴う先物買い需要が発生するとみられ、相場の下支え要因になりそうだと期待をかける。
18日の東京外国為替市場のドル円相場は、米利上げ見送りが重しとなり、終盤も売りが続いた。午後5時現在は、1ドル=119円42~43銭と前日比1円49銭の大幅ドル安・円高だった。始まりは、120円10銭台を中心に取引。午前は、軟調な日経平均株価を眺めて売られ、119円70銭前後まで軟化。まとまった買いのフローが入り、120円40銭前後まで急伸したが、すぐに利食い売りが出た。午後は株価の下げ幅拡大が嫌気され、119円60銭前後に下落。終盤は、20銭程度上昇した後、再び売りが出て119円30銭前後を付けた。米利上げの見送りは、市場関係者にとって想定内。ただ、声明文やFOMCメンバーの物価見通しが総じて弱気で、世界経済への不安感が増したようで、欧州勢が参入する終盤も売りが優勢だった。また、利上げ時期やペースについての手がかりもなかった。今後は下値警戒が必要と落胆の声もあったようだ。
今日はトヨタ、三菱重工、コマツともに大きく値を下げて引けている。最も下げ幅が大きかったのはコマツだが、この先も当分は中国を中心とした不安定要素を横目で見ながらの取引になるだろう。
日本ブログ村へ(↓)